あいつが本気出すとやばい
高本奈月
子どもの世界では、ちょっとしたことが「いじり」のきっかけになります。
優しい、太っている、細い、髪型が変わっている。
大人からすると些細なことでも、本人にとっては気になるものです。
柔術をやると、まず本人に自信がつきます。
「自分は何もできない」ではなく、「自分には柔術がある」と思えるだけでも、立ち振る舞いは変わります。
そして周りの子から見ても、「あいつ柔術やってるらしいよ」というだけで、ちょっと一目置かれることがあります。
いわゆる「あいつが本気出すとやばい」ってやつです。
でも大事なのは、本当に本気を出して相手を倒すことではありません。
力を持っていても使わない。相手に合わせられる。弱い子に優しくできる。
そこまで含めて、柔術で身につけてほしい「強さ」です。
柔術は、学校生活での自信にもつながります。
