強い子は「いじめ」という枠にいない
高本奈月

ちょうど1ヶ月くらい前の話です。
キッズの柔術スパーリングを見ていると、小学2年生の子が、わざと下の子に1本取らせてあげているのを見かけました。
それを微笑ましく見ていたら、そのスパーリングを見ていた入会したての小学2年生の男の子が、「年下にやられて恥ずかくないのか!」と野次を飛ばしました。
正直、少し心配になる発言でした。
ところが、それから2週間。
その子自身が、下の子に1本取らせてあげるようになっていました。
たった2週間で、「勝つこと」だけが強さじゃないと気づいたんだと思います。
柔術は、技を覚えるだけではありません。
相手に合わせる。加減する。負けを受け入れる。自分より小さい子を大事にする。
毎日の練習の中で、そういうことを自然に経験します。
人に優しくできるようになるということは、人の痛みを想像できるということです。
柔術を通して、これからも心身ともに成長していってほしいと思います。